以前、米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)が異物混入の恐れがあるとして、血液凝固阻止剤であるヘパリン輸入を一時停止すると発表していました。
当時のニュースでは中国江蘇省常州の工場から輸入した原料を用いたヘパリンが問題となっていたようです。
[参考]
米FDA、血液凝固阻止剤「ヘパリン」の輸入を一時停止
http://kenkou-news-check.seesaa.net/article/89953304.html
この『ヘパリン』で米国とドイツで死者数十人を出しているようです。
今回のニュースではその原因をマサチューセッツ工科大学の教授が汚染物質を特定しました。
汚染物質は過硫酸化コンドロイチン硫酸(OSCS)で2つの炎症反応を誘発するそうです。
・血液の凝固と血管の膨張を引き起こし、血圧の危険な低下をもたらす恐れがある。
・深刻で死に至ることもあるアレルギー反応を引き起こす毒物を作り出す。
ニューヨーク・タイムズ紙によると『国当局者がヘパリンが死を引き起こしたとの主張には反論したものの、中国で産されたヘパリンが汚染物質を含んでいたことは認めたと伝えている。』だそうです。
少なくとも汚染物質が含まれていることは認めているのですから、過硫酸化コンドロイチン硫酸の人体への影響に対して更なる調査が期待されます。
また、中国で他の工場・製品で同様の問題が発生している可能性もあるのですから中国政府には早急に対策をして欲しいですね。
問題となっている製品はバクスターインターナショナルからオーストラリア、カナダ、中国、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランドなどに販売されているようです。
日本でも販売されています。
このニュースは他人事ではなく、我々に身近なニュースです。
日本で話題になっていないのは被害者がでていないからでしょうか??
ヘパリンは腎臓透析や心臓手術などの際に血液の凝固を防ぐために使用されるようですから、使用する可能性がある方は注意が必要です。

